Decision Making①
ソフト系授業で非常に楽しそうなテーマである「Decision Making」。
どうやったら合理的(理のかなった)な意思決定ができるのか?というのがこの授業のテーマです。
- 1. What is Rational Decision-Making Process(合理的な意思決定とは?)
- 2. What is Cognitive Function(人が"認知"する仕組みとは?)
- 3. Decision Making might be bounded in two ways(2つの心理的背景)
- 4. Common Sense(共通の価値観)
- 5. Decision Aids(意思決定を助けるもの)
1. What is Rational Decision-Making Process(合理的な意思決定とは?)
- Define the problem
- Identify the criteria
- Weigh the criteria
- Generate alternatives
- Rate each alternative on each criterion
- Compute the optimal decision
最近のデザイン思考の考え方からしても、プロセスは一般的ですが、問題をどう定義するか(どんな問題を解くか)が非常に難しくセンスが求められるところだなと思いました。
2. What is Cognitive Function(人が"認知"する仕組みとは?)
- System1(typically fast, automatic, effortless, implicit, emotional)
- System2(slower, conscious, effortful, explicit, logical)
人の認知プロセスは大きく2つあり、感情的なものとロジカルなものがあるという事を、人は意外と知らないですね。
3. Decision Making might be bounded in two ways(2つの心理的背景)
- Present Concerns > Future Concerns
- Self-interest < Other outcomes
ここの部分はとても納得。
人は将来の関心ごとよりも現在の関心ごとを優先させ、
人は自分の事よりも他人の結果を気にする。
絶対評価よりも相対評価というものを優先してしまうという心理ですね。
4. Common Sense(共通の価値観)
- Unlike knowledge, common sense is overwhelmingly practical
- It is adaptive only to the extent that two people share a sufficiently similar social and cultural experience
- It is often contradictory beliefs
日本語にすると難しいですが、「共通の感覚」というものが、私たちの意思決定に大きく関わっているという事を言及しています。例えば日本で言えば、「電車は列に並んで、早く並んでいる人から乗るもの」とかですね。但し、この「共通の感覚」は、同じ社会的・文化的状況に立った人にしか通用するもの、と言う点も確かにそうだよなと感じました。
5. Decision Aids(意思決定を助けるもの)
- Habit(癖)
- Social norms(社会的規範)
- Social Influence(社会的影響)
- Heuristics(体験的学習)
- Constraints(強制的環境)
そして、ではどんな意思決定を助けるものがあるか、ということですが、習慣的なもの、社会的規範、社会的影響、体験学習、強制などが意思決定に影響をもたらす因子要素として語られました。
確かに、自分たちの意思決定は、自分で決めているようで決めておらず、合理的な意思決定をせずに様々な外的要因から影響を受け意思決定している気がします。
- 仮にどこでも働けるとしたら、どんな会社で働くか?
- 仮にどこでも行けるとしたら、どこへ行くか?
- 仮になんでも買えるとしたら、何を買うか?
そんな質問に対して「合理的な意思決定」をどのようにするか。
「合理的な意思決定はポイントじゃなくて、意思決定の後の行動が大事でしょ」という考え方も勿論ありますし、衝動的に意思決定する事によって満足する事もあるよな〜なんてもやもやしながら、の授業でした。
旅行どこに行く?
・・
・・
・・
・・
Who knows
でしょう。
Masa